(1)品質が一定ではないこと

一品生産になりますからシステム化はされていません。工務店ごと・家ごとに品質は一定ではありませんから、最悪は欠陥住宅になってしまうこともあります。社長や大工の考え方によって出来上がる家屋が違います。避けようがない事実ですから、工務店選びや担当する大工さんによって満足度は違ってくるでしょう。

(2)メンテナンス費用がかかること

建物の形が他にあまりなかったり、普通より高さがある場合は設備など汎用性がないものを使っているかもしれません。メンテナンスする場合にも入手しにくいですから、余計な費用がかかります。これは一品生産するからの悩みです。ちゃんとした工務店ならば、メンテナンスの費用が高くなることを説明します。

そのアドバイスをどう受け取るかは、依頼者の判断です。一般的にはハウスメーカーの企画商品とは違いメンテナンス費用は高いです。メンテナンスフリーということはまずありませんので注意しましょう。ハウスメーカーはメンテナンスフリーのものもあります。

(3)倒産のリスクがあること

ハウスメーカーと異なり経営規模は小さいです。倒産するリスクは高いです。オーダーする場合には経営状態も見極めましょう。住宅完成保証制度に入っているかどうかもポイントです。

これは発注者が倒産リスクを避けるための公的制度です。万が一、工務店が倒産しても発注者の追加負担が最小限に鳴る制度です。この保証制度に加入している工務店ならば安心度は高くなります。入っていなくても、入金を竣工のときにして、着手金を少なくすればリスク回避ができます。

いかがでしたでしょうか?

工務店で注文住宅を建てる場合に事前に知っておきたいデメリットについてご紹介しました。
ハウスメーカーの企画商品と同じ内容ならば、ハウスメーカーのほうが安いこともあります。何でも安く工務店ができると思うでしょうが誤解もあります。