動線の悪さに注意しましょう

日常的に自宅で移動する軌道が「動線」です。例えば奥さまがキッチンから洗面所へ移動する時を考えてください。リビングを通って洗面所へ行く場合と、キッチンから洗面所へ直接行ける間取りならば、直接行けるほうが格段に効率はいいですね。

より使いやすい間取りにすることが住みやすい家を作る場合に不可欠な要素になります。動線を考えるのは奥さまだけではなく、ご家族全員に関わってきます。家族全員の動線を意識して間取りを考えましょう。

各部屋の配置のアドバイス

バスルームと主寝室は離しておいたほうがいいです
夜遅く帰宅してくるご家族がいる場合に、主寝室をバスルームの隣に配置しているとシャワーの音が気になって眠れなくなります。シャワーを使う人も気遣いがあります。
主寝室は1階にするのか2階にするのか
ご夫婦の主寝室の問題ですが、可能ならば1階に主寝室にできる部屋を設けておくほうがいいでしょう。高齢になると階段を上がったり下がったりするだけでも苦痛になるからです。1階に部屋がないと増築したりリフォームをしたりすることになります。近頃は広いリビングダイニングを希望するケースが多いです。しかし年齢を重ねたときのことを考えましょう。
エアコンの室外機と部屋の近さにも注意しましょう
室外機の音がうるさくて眠れないような事例もあります。音に神経質な場合は、設計段階で室外機を離れた場所に設置するようにしておけばいいでしょう。
採光や風の通り道を考えておきましょう
各部屋の配置をする場合には、採光や風の通り道まで考えておく必要があります。間取りによっては風が通りづらくなります。夏場の室内の温度はどんどんと上がってきます。冬場は冷気がどんどんと溜まってしまうのです。

いかがでしたでしょうか?

注文住宅をオーダーする場合に間取り図で失敗しない方法についてご紹介してきました。マイホームは一生の買い物の中でも高額な買い物の一つになるでしょう。特に間取りを失敗すると、住みにくい家にずっと暮らすことになります。それだけは避けたいですね。